トヨタグループの商社:豊田通商【8015】の総合得点は38.4点

日本株:総合得点ランキング
謎の女性教師
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今回はトヨタグループの商社である

豊田通商【8015】の企業診断をしていくわ。

専業主夫
専業主夫

あまり聞き慣れない会社ですね。

そして、トヨタグループに商社があったとは知りませんでした。

謎の女性教師
謎の女性教師

豊田通商は2006年にトーメンと合併してからは、

トーメンの保持していた権益とトヨタグループという後ろ盾によって

大手総合商社の地位を獲得したのよ。

専業主夫
専業主夫

トーメン??

謎の女性教師
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1920年に三井物産棉花部長が部の業務を継承し

東洋棉花株式會社として創立し、それがトーメントなったのよ。

三井物産はトヨタ紡織株式会社の創始者である

豊田佐吉の紡績業進出を援助していたので、

三井物産とトヨタは仲が良かったようね。

専業主夫
専業主夫

それで、後にトーメンと豊田通商は

合併するということになったのですね。

はじめに、企業を採点する目的について簡単に説明します

企業の四季報などの資料を専業主夫の独自基準で採点することによって、将来伸びる企業であるのか、そうでないのかを判定できることを目指しています。

個別株にお悩みのお方のお力になればと思って、日々ブログを更新しております。

詳しい説明は、目次の最後「私がこの日本株の点数化をブログにする理由」に載せております。

よろしくお願いいたします。

豊田通商【8015】の現在の株価

日興フロッギーより

現在の株価は8月12日現在で4,765円となっています。

理論株価については後述もしますが、豊田通商は9301円ですので、この株価でも割安と判断できます。

PERもPBRも割安を指していますので、今後の伸びも期待できそうです。

豊田通商【8015】はどんな会社なのか

トヨタグループの商社としての地位を持っています。

2006年にトーメンと合併したことから、トーメンの保持していた権益を獲得し、大手総合商社の仲間入りをしました。

金属が主力事業で、非鉄分野では国内トップ級の実績を持ちます。

2012年に、今後伸びが期待できるアフリカに強いフランス大手商社を買収したため、アフリカでの存在感を増しています。

2019年にトヨタからアフリカ市場の営業業務を全面的に任されています。

売上高は2022年から伸び続ける予定です。 配当も近年連続増配中となっています。

銘柄を評価する基準と配点

東洋経済新報社で発行している四季報を参考にして、評価基準の成績を点数化します。

評価するカテゴリーは以下のようになります。 (  )内の点数は配点となり、15項目すべてを足し合わせると50点満点となります。

1. リスク情報       (5点)→豊田通商【8015】の得点は4点

«評価基準»

5段階評価:1→安全・・・得点5点

      2→比較的安全・・・得点4点

      3→普通・・・得点3点

      4→やや危険・・・得点2点

      5→危険・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

投資リスクは『比較的安全』なので、得点は4点です。

2. PER     (3点)→豊田通商【8015】の得点は3点

«評価基準»

  10倍以下→得点3点

  10倍より大きく20倍以下→得点2点

  20倍より大きい→得点1点

日興フロッギーの四季報より

PERは7.7倍なので、得点は3点です。

3. PBR  (3点)→豊田通商【8015】の得点は3点

«評価基準»

  1倍以下→得点3点

  1倍より大きく2倍以下→得点2点   

  2倍より大きい→得点1点

『2.  PER』の図より、PBRは0.86倍なので、得点は3点です。

4. 配当利回り (2点)→豊田通商【8015】の得点は2点

«評価基準»

  3%以上→得点2点

  1%以上3%未満→得点1点

  0%から1%未満→得点0点

『2.  PER』の図より、配当利回りは3.52%なので、得点は2点です。

5. ROE  (3点)→豊田通商【8015】の得点は3点

«評価基準»

  10%以上→得点3点

  8%以上→得点2点   

  8%未満→得点1点

日興フロッギーの四季報より

ROEは13.9%なので、得点は3点です。

6. ROA  (3点)→豊田通商【8015】の得点は2点

«評価基準»

  5%以上→得点3点

  3%以上→得点2点

  3%未満→得点1点

『5.  ROE』の図より、ROAは3.6%なので、得点は2点です。

7. 自己資本比率 (3点)→豊田通商【8015】の得点は1点

«評価基準»

  60%以上→得点3点

  40%以上60%未満→得点2点

  10%以上40%未満→得点1点

  10%未満→得点0点

『5.  ROE』の図より、自己資本比率は28.2%なので、得点は1点です。

8. 理論株価 (3点)→豊田通商【8015】の得点は3点

«評価基準»

上昇余地  100%以上・・・得点3点

      0%以上100%未満・・・得点2点

      0%未満・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

理論株価は上昇余地が+102.0%なので、得点は3点です。

9. 営業収益推移 (3点)→豊田通商【8015】の得点は1点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

売上高推移は「5期中2回だけ減少がある」なので、得点は1点です。

10. 当期利益推移 (3点)→豊田通商【8015】の得点は1点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

当期利益推移は「5期中2回だけ減少がある」なので、得点は1点です。

11. 1株益>1株配当かどうか (3点)→豊田通商【8015】の得点は3点

«評価基準»

  ①1株益が1株配当より2倍以上の実績が4期連続→得点3点

  ② ①を1期でも満たせなかったとき、または1株益が1株配当より1倍以上2倍未満の実績が4期連続→得点2点

    ①② ③以外の状況→得点1点

  ③株益が1株配当より少ないのが1期でもある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

『1株益>1株配かどうか』は「①1株益が1株配当より2倍以上の実績が4期連続」なので、得点は3点です。

12. 連続増配     (3点)→豊田通商【8015】の得点は3点

«評価基準»

  5期連続増配→得点3点

  5期中、3回以上増配→得点2点

  5期すべて前期と同額配当から5期中3回未満の増配→得点1点

  5期中、1つでも減配がある→得点0点

『11.  1株益>1株配かどうか』の図より、連続増配は「5期連続増配」なので、得点は3点です。

13. 配当性向      (3点)→豊田通商【8015】の得点は3点

«評価基準»

  0%より大きく40%以下→得点3点

  40%より大きく60%以下→得点2点

  60%より大きく90%以下→得点1点

  90%より大きいまたは配当なし→得点0点

四季報に載っていないので、別のサイトで調べました。

配当性向は25.3%なので、得点は3点です。

14. 全業種でのポジション (5点)→豊田通商【8015】の得点は3.2点

«評価基準»

 収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

全業種でのポジションの

収益性→得点は0.6点

売上成長性→得点は0.6点(記載がない場合は0.6)

効率性→得点は0.8点

安全性→得点は0.2点

時価総額→得点は1点

合計で3.2点となります。

15. 業種内でのポジション (5点)→豊田通商【8015】の得点は3.2点

«評価基準»

収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

業種内でのポジションの

収益性→得点は0.6点

売上成長性→得点は0.6点(記載がない場合は0.6)

効率性→得点は0.8点

安全性→得点は0.6点

時価総額→得点は0.6点

合計で3.2点となります。

株主優待情報

豊田通商には株主優待制度はありません。

総合商社でのランキング

総合商社のランキング

豊田通商が3大総合商社の三井物産・三菱商事を抑えて第2位となりました。

躍進している伊藤忠商事ともわずかの差でした。

全国的には知名度は低いかもしれませんが、かなりの優良株だと考えます。

日興フロッギーより

まとめ

豊田通商【8015】の総合得点は38.4点となりました。

総合商社の中で一番小さな豊田通商ですが、なんと今をときめく伊藤忠商事と僅差で第2位となりました。

目立たない会社ですが、トヨタグループの後押しなどもあるので、これから飛躍していく可能性があります。

今後の営業利益や純利益も伸びていく予想ですし、連続増配も続けています。

配当性向も25%くらいなので、まだまだ余裕はありそうです。

世界的に今後躍進していくであろうアフリカ市場に強いのも魅力的ですね。

私がこの日本株の点数化をブログにする理由

何の銘柄を買ったら良いか迷っている初心者個人投資家のみなさんに、投資の指標となる基準をご提供できればと思い、日本株銘柄の点数をつけたブログを日々書いています。

その業界に詳しくなくても、世の中の動きを予想できなくても上がる銘柄を事前に察知できれば株で資産形成ができます。

機関投資家のような人たちは有料情報などの特別なルートから情報を収集して、投資を実行しています。

しかし、私たち一般市民はそのような情報を手に入れることはなかなかできません。

特別な情報を入手できなくても、この点数化によってしっかりとした基準が作れるのかを長期に渡って検証していくつもりです。

50点満点で日本株の銘柄を一つ一つ得点化し、現時点で得点の高い銘柄が将来株価が上がることを証明できれば、これから資産形成をしたいと思っている投資初心者の方のお役に立てるでしょう。

ウォーレン・バフェットのような伝説の投資家も将来の株価を正確に予想することは困難です。

そのため投資はうまくいったり、損をしたりの繰り返しです。

しかし、間違ったところに投資をしなければ将来は確実に資産を増やせるものだと思っています。

将来富をもたらしてくれる優良企業を見つける参考にして頂ければ幸いです。

(注意)この点数化は私独自の評価基準であり、投資を推奨するものではありません。あくまでも投資は自己責任でお願いします。

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