三菱UFJ【8306】を1株購入、総合得点は38点

ネオモバでトレード中継
日興フロッギーの四季報より

今回は三菱UFJフィナンシャルグループ【8306】を取り上げました。

6月16日『マネーのまなび』で紹介された銘柄ということでピックアップしました。

楽天証券経済研究所所長兼チーフ・ストラテジストの窪田真之氏の注目銘柄の一つとなります。

窪田真之氏の着眼点としては以下の3つとなります。

●財務内容が良好

●収益の基盤が固い

●景気によって業績が左右されにくい

とくに最後の『景気によって業績が左右されにくい』というのは重要ですね。

現在のようにコロナ禍・ウクライナショックなどの影響をもろに受けてしまう会社は非常に厳しいからです。

三菱UFJ【8306】の現在の株価

三菱UFJ【8306】の6月30日の11:30時点の株価は

730.7円

となっています。

52週高値が828.3円

52週安値が564.4円

となっているので、少し高めの株価になってきているようです。

三菱UFJ【8306】の銘柄を選んだ情報源

«得点化する企業を選んだ情報源»

①マネックス証券の10年スクリーニングで選抜した銘柄

②テレビ番組の株式の達人や証券マンの選んだ銘柄

③雑誌の専門家が選んだ銘柄

④専業主夫(私)が独自で良いと思った銘柄

⑤株主優待の新設・拡充の速報からの銘柄(改悪・廃止は除く)

最初にも述べましたが、6月16日放送の『マネーのまなび』よりのピックアップになりますので、情報源は②となります。

楽天証券経済研究所所長兼チーフ・ストラテジストの窪田真之氏の注目銘柄は他に

●ENEOSホールディングス

●NTT

●三井物産

●中部電力

がありました。

三菱UFJ【8306】はどんな会社なのか

三菱UFJ【8306】はみなさんがご存知のように三菱UFJ銀行を中核とする国内最大の民間金融グループです。

さらに信託銀行、証券会社、カード会社、リース会社なども傘下におさめています。

ESGに前向きに取り組む経営方針となっています。

連続増配をしています。

株主還元にも積極的で11月までに自社株買いを行う予定のようです。

銘柄を評価する基準と配点

東洋経済新報社で発行している四季報を参考にして、評価基準の成績を点数化します。

評価するカテゴリーは以下のようになります。 (  )内の点数は配点となり、15項目すべてを足し合わせると50点満点となります。

1. リスク情報       (5点)→三菱UFJ【8306】の得点は4点

«評価基準»

5段階評価:1→安全・・・得点5点

      2→比較的安全・・・得点4点

      3→普通・・・得点3点

      4→やや危険・・・得点2点

      5→危険・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

投資リスクは『比較的安全』なので、得点は4点です。

なかなか『安全』という銘柄は少ないようです。

2. PER     (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は3点

«評価基準»

  10倍以下→得点3点

  10倍より大きく20倍以下→得点2点

  20倍より大きい→得点1点

日興フロッギーの四季報より

PERは9.4倍なので、得点は3点です。

銀行系はPERやPBRは非常に低い数字が一般的ですね。

3. PBR  (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は3点

«評価基準»

  1倍以下→得点3点

  1倍より大きく2倍以下→得点2点   

  2倍より大きい→得点1点

『2.  PER』の図より、PBRは0.56倍なので、得点は3点です。

4. 配当利回り (2点)→三菱UFJ【8306】の得点は2点

«評価基準»

  3%以上→得点2点

  1%以上3%未満→得点1点

  0%から1%未満→得点0点

『2.  PER』の図より、配当利回りは4.26%なので、得点は2点です。

5. ROE  (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は3点

«評価基準»

  10%以上→得点3点

  8%以上→得点2点   

  8%未満→得点1点

日興フロッギーの四季報より

ROEは45.9%なので、得点は3点です。

来年以降はかなり厳しい数字となりますが、22年の数字を取ることにしていますので、今回は非常に良い数字となります。

6. ROA  (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は3点

«評価基準»

  5%以上→得点3点

  3%以上→得点2点

  3%未満→得点1点

『5.  ROE』の図より、ROAは6.7%なので、得点は3点です。

7. 自己資本比率 (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は0点

«評価基準»

  60%以上→得点3点

  40%以上60%未満→得点2点

  10%以上40%未満→得点1点

  10%未満→得点0点

『5.  ROE』の図より、自己資本比率は4.6%なので、得点は0点です。

銀行系は自己資本比率は低いですよね。

8. 理論株価 (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は3点

«評価基準»

上昇余地  100%以上・・・得点3点

      0%以上100%未満・・・得点2点

      0%未満・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

理論株価は上昇余地が+106.9%なので、得点は3点です。

9. 営業収益推移 (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は2点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

売上高推移は5期中1回だけ減少があるので、得点は2点です。

10. 当期利益推移 (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は1点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

当期利益推移は5期中2回だけ減少があるので、得点は1点です。

11. 1株益>1株配当かどうか (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は2点

«評価基準»

  ①1株益が1株配当より2倍以上の実績が4期連続→得点3点

  ② ①を1期でも満たせなかったとき、または1株益が1株配当より1倍以上2倍未満の実績が4期連続→得点2点

    ①② ③以外の状況→得点1点

  ③株益が1株配当より少ないのが1期でもある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

『1株益>1株配かどうか』は1株益が1株配当より2倍以上の実績が一期だけ満たせなかったので、評価は②となるため得点は2点です。

12. 連続増配     (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は2点

«評価基準»

  5期連続増配→得点3点

  5期中、3回以上増配→得点2点

  5期すべて前期と同額配当から5期中3回未満の増配→得点1点

  5期中、1つでも減配がある→得点0点

『11.  1株益>1株配かどうか』の図より、連続増配は1期だけ増配できなかったので、得点は2点です。

13. 配当性向      (3点)→三菱UFJ【8306】の得点は3点

«評価基準»

  0%より大きく40%以下→得点3点

  40%より大きく60%以下→得点2点

  60%より大きく90%以下→得点1点

  90%より大きいまたは配当なし→得点0点

四季報に載っていないので、別のサイトで調べました。

配当性向は31.7%なので、得点は3点です。

14. 全業種でのポジション (5点)→三菱UFJ【8306】の得点は2.7点

«評価基準»

 収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

全業種でのポジションの

収益性→得点は0.6点

売上成長性→得点は0.4点

効率性→得点は0.2点

安全性→得点は0.5点(表記が無いものは0.5としています)

時価総額→得点は1点

合計で2.7点となります。

15. 業種内でのポジション (5点)→三菱UFJ【8306】の得点は4.3点

«評価基準»

収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

業種内でのポジションの

収益性→得点は1点

売上成長性→得点は0.8点

効率性→得点は1点

安全性→得点は点(表記が無いものは0.5としています)

時価総額→得点は1点 合計で4.3点となります。

●ライバル会社との比較

日興フロッギーの四季報より

ライバルといえば、三井住友FGとみずほFGですね。

私的には三菱UFJにとっては、三井住友FGがかなり強敵だと思っています。

若干三井住友FGの方が数字的には良いかもしれないと考えます。

近いうちに三井住友FGも得点を出してみたいと思っています。

株主優待情報

三菱UFJ【8306】は株主優待は現在のところ行っていません。

まとめ

三菱UFJフィナンシャルグループ【8306】は総合得点38点ということで、なかなか良い点数となっています。

時価総額は銀行系の中でもトップなので、安心できる材料が揃っています。

世界で金利が上昇している中、日本は低金利政策を続けています。

しかし、日本もそれに追随しなければならないときが来ると思っています。

金利が上昇すれば、銀行系は利益が出しやすいと言われていますので、三菱UFJフィナンシャルグループももっと活気づいて来るのではないでしょうか。 あくまでも個人的意見ですが。

(注意)この点数化は私独自の評価基準であり、投資を推奨するものではありません。あくまでも投資は自己責任でお願いします。

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