携帯通信シェア国内3位:ソフトバンク【9434】の総合得点は33.4点

日本株:総合得点ランキング
専業主夫
専業主夫

大手通信サービスと言ったら、NTT・KDDI・ソフトバンクですよね。

NTTとKDDIは取り上げましたが、ソフトバンクがまだですよね。

謎の女性教師
謎の女性教師

そうね。ソフトバンクグループの中核を担う

ソフトバンクは携帯通信シェア国内第3位よ。

専業主夫
専業主夫

たしか、携帯電話でソフトバンクが出る前は

ボーダフォンという名称でしたよね。

友人がボーダフォンを使っていました。

謎の女性教師
謎の女性教師

そう。ソフトバンクは2006年に

英ボーダフォン日本法人を買収して携帯通信に参入したのよ。

ではソフトバンクについて見ていきましょう。

  1. はじめに、企業を採点する目的について簡単に説明します
  2. ソフトバンク【9434】の現在の株価は1526.5円
  3. ソフトバンク【9434】をピックアップした情報源
  4. ソフトバンク【9434】はどんな会社なのか
  5. 銘柄を評価する基準と配点
    1. 1. リスク情報       (5点)→ソフトバンク【9434】の得点は5点
    2. 2. PER     (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は2点
    3. 3. PBR  (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は1点
    4. 4. 配当利回り (2点)→ソフトバンク【9434】の得点は2点
    5. 5. ROE  (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は3点
    6. 6. ROA  (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は2点
    7. 7. 自己資本比率 (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は1点
    8. 8. 理論株価 (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は1点
    9. 9. 営業収益推移 (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は3点
    10. 10. 当期利益推移 (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は3点
    11. 11. 1株益>1株配当かどうか (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は2点
    12. 12. 連続増配     (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は1点
    13. 13. 配当性向      (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は1点
    14. 14. 全業種でのポジション (5点)→ソフトバンク【9434】の得点は3.4点
    15. 15. 業種内でのポジション (5点)→ソフトバンク【9434】の得点は3点
  6. 株主優待情報
  7. 通信サービスでのランキング
  8. まとめ
  9. 関連銘柄のリンク
  10. 私がこの日本株の点数化をブログにする理由

はじめに、企業を採点する目的について簡単に説明します

企業の四季報などの資料を専業主夫の独自基準で採点することによって、将来伸びる企業であるのか、そうでないのかを判定できることを目指しています。

個別株にお悩みのお方のお力になればと思って、日々ブログを更新しております。

詳しい説明は、目次の最後「私がこの日本株の点数化をブログにする理由」に載せております。

よろしくお願いいたします。

ソフトバンク【9434】の現在の株価は1526.5円

日興フロッギーより

ソフトバンク【9434】の株価は8月18日現在で1526.5円となっています。

5年間の推移をみてみると、ほとんど横ばいという感じですね。

伸びはないけど、比較的下がりもしないという感じなので、株価が安定していると言っても良いかもしれません。

ソフトバンク【9434】をピックアップした情報源

«得点化する企業を選んだ情報源»

①マネックス証券の10年スクリーニングで選抜した銘柄

②テレビ番組の株式の達人や証券マンの選んだ銘柄

③雑誌の専門家が選んだ銘柄

④専業主夫(私)が独自で良いと思った銘柄

⑤株主優待の新設・拡充の速報からの銘柄(改悪・廃止は除く)

⑥良い銘柄かはわからないが、純粋に興味があったから

今回は⑥ですね。

本当にオススメの銘柄と言えるかわからない銘柄ですが、通信サービスの国内トップ3に入る企業なので、興味がありました。

高配当でありますが、今後も高配当を維持できるだけの力があるのかを検証したいと考えて、ピックアップしました。

ソフトバンク【9434】はどんな会社なのか

ソフトバンクグループの中核会社で携帯通信シェア国内3位となっています。

2006年に英ボーダフォン日本法人を買収して携帯通信に参入しました。

当時の私には突然現れた救世主のような存在に見えましたね。

傘下にヤフーを擁するZホールディングスを持っています。

ヤフーやソフトバンクグループとの合弁会社をつくり、「ペイペイ」に力を注いでいます。

やはりソフトバンクの柱は通信事業で、ワイモバイルを中心に契約数が伸びています。

しかし、最近の傾向である単価下落により収益はそれほどの伸びではありません。

株主還元に関しては、昔から高配当株として有名です。

高配当を維持できるかが株価の焦点になりそうです。

銘柄を評価する基準と配点

東洋経済新報社で発行している四季報を参考にして、評価基準の成績を点数化します。

評価するカテゴリーは以下のようになります。 (  )内の点数は配点となり、15項目すべてを足し合わせると50点満点となります。

1. リスク情報       (5点)→ソフトバンク【9434】の得点は5点

«評価基準»

5段階評価:1→安全・・・得点5点

      2→比較的安全・・・得点4点

      3→普通・・・得点3点

      4→やや危険・・・得点2点

      5→危険・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

投資リスクは『安全』なので、得点は5点です。

2. PER     (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は2点

«評価基準»

  10倍以下→得点3点

  10倍より大きく20倍以下→得点2点

  20倍より大きい→得点1点

日興フロッギーの四季報より

PERは13.4倍なので、得点は2です。

3. PBR  (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は1点

«評価基準»

  1倍以下→得点3点

  1倍より大きく2倍以下→得点2点   

  2倍より大きい→得点1点

『2.  PER』の図より、PBRは4.36倍なので、得点は1点です。

4. 配当利回り (2点)→ソフトバンク【9434】の得点は2点

«評価基準»

  3%以上→得点2点

  1%以上3%未満→得点1点

  0%から1%未満→得点0点

『2.  PER』の図より、配当利回りは5.71%なので、得点は2点です。

配当利回りが5.71%とは、ものすごい数字ですね。

魅力的に映るのは当然の銘柄ですね。

5. ROE  (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は3点

«評価基準»

  10%以上→得点3点

  8%以上→得点2点   

  8%未満→得点1点

日興フロッギーの四季報より

ROEは32.2%なので、得点は3点です。

6. ROA  (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は2点

«評価基準»

  5%以上→得点3点

  3%以上→得点2点

  3%未満→得点1点

『5.  ROE』の図より、ROAは4.1%なので、得点は2点です。

7. 自己資本比率 (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は1点

«評価基準»

  60%以上→得点3点

  40%以上60%未満→得点2点

  10%以上40%未満→得点1点

  10%未満→得点0点

『5.  ROE』の図より、自己資本比率は13.2%なので、得点は1点です。

8. 理論株価 (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は1点

«評価基準»

上昇余地  100%以上・・・得点3点

      0%以上100%未満・・・得点2点

      0%未満・・・得点1点

日興フロッギーの四季報より

理論株価は上昇余地が-4.7%なので、得点は1点です。

9. 営業収益推移 (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は3点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

売上高推移は「5期連続増加」なので、得点は3点です。

10. 当期利益推移 (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は3点

«評価基準»

  6期前を基準に 5期連続増加→得点3点

         5期中1回だけ減少がある→得点2点

         5期中2回だけ減少がある→得点1点

         5期中3回以上減少がある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

当期利益推移は「5期連続増加」なので、得点は3点です。

11. 1株益>1株配当かどうか (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は2点

«評価基準»

  ①1株益が1株配当より2倍以上の実績が4期連続→得点3点

  ② ①を1期でも満たせなかったとき、または1株益が1株配当より1倍以上2倍未満の実績が4期連続→得点2点

    ①② ③以外の状況→得点1点

  ③株益が1株配当より少ないのが1期でもある→得点0点

日興フロッギーの四季報より

『1株益>1株配かどうか』は「② ①を1期でも満たせなかったとき、または1株益が1株配当より1倍以上2倍未満の実績が4期連続」なので、得点は2点です。

12. 連続増配     (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は1点

«評価基準»

  5期連続増配→得点3点

  5期中、3回以上増配→得点2点

  5期すべて前期と同額配当から5期中3回未満の増配→得点1点

  5期中、1つでも減配がある→得点0点

『11.  1株益>1株配かどうか』の図より、連続増配は「5期すべて前期と同額配当から5期中3回未満の増配」なので、得点は1点です。

13. 配当性向      (3点)→ソフトバンク【9434】の得点は1点

«評価基準»

  0%より大きく40%以下→得点3点

  40%より大きく60%以下→得点2点

  60%より大きく90%以下→得点1点

  90%より大きいまたは配当なし→得点0点

四季報に載っていないので、別のサイトで調べました。

配当性向は78.1%なので、得点は1点です。

14. 全業種でのポジション (5点)→ソフトバンク【9434】の得点は3.4点

«評価基準»

 収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

全業種でのポジションの

収益性→得点は1点

売上成長性→得点は1点

効率性→得点は0.2点

安全性→得点は0.2点

時価総額→得点は1点

合計で3.4点となります。

15. 業種内でのポジション (5点)→ソフトバンク【9434】の得点は3点

«評価基準»

収益性・売上成長性・効率性・安全性・時価総額のそれぞれで

  四季報の評価5→得点1点(0.2×5)

      評価4→得点0.8点(0.2×4)

      評価3→得点0.6点(0.2×3)

      評価2→得点0.4点(0.2×2)

      評価1→得点0.2点(0.2×1)

      評価0→得点0点(0.2×0)

日興フロッギーの四季報より

業種内でのポジションの

収益性→得点は0.8点

売上成長性→得点は0.8点

効率性→得点は0.2点

安全性→得点は0.2点

時価総額→得点は1点

合計で3点となります。

株主優待情報

ソフトバンク【9434】は株主優待制度を実施していません。

通信サービスでのランキング

通信サービスの企業ランキング

ソフトバンクは国内トップ3の通信サービス業界で最下位の結果となりました。

いろいろな噂やメディア関係などから話を聞いてみると上記のランキングは妥当なところだと感じました。

KDDIやNTTに比べて、ソフトバンクの話題も少なくなっています。

かつてはソフトバンクのCMが話題を呼びましたが、auのCMの方が人気になってしまいました。

ソフトバンクのCMについては「マンネリ化」とまで言う人が出てきました。

ソフトバンクが通信サービス業界で1位になるのはかなり至難の業かもしれません。

日興フロッギーの四季報より

まとめ

ソフトバンク【9434】の総合得点は33.4点となりました。

同じ通信サービス業種のKDDIが41.2点、NTTが39.6点であることと比べると大きく差をつけられてしまっていますね。

さらに配当性向が80%近くあるのが、今後の気になるところですね。

配当性向が40%くらいまでは安心して見守ることができる水準ですから。

だとしても、通信サービス事業と言うものは他社の通信サービスに乗り換えるのが困難です。

乗り換えるのは事務作業が手間になりますし、他の通信サービスがかなり良い条件でないと乗り換えのメリットが無いからです。

そのため、収益が大幅アップするような業種ではありませんが、現在の収益を維持しやすい業種だと考えられます。

つまり、普通に考えれば今後もこの収益を維持できるということですので、高配当を続けられる可能性も高いということです。

深刻な要因が見つかり急速に財務が悪化しないことを願うのみですね。

関連銘柄のリンク

私がこの日本株の点数化をブログにする理由

何の銘柄を買ったら良いか迷っている初心者個人投資家のみなさんに、投資の指標となる基準をご提供できればと思い、日本株銘柄の点数をつけたブログを日々書いています。

その業界に詳しくなくても、世の中の動きを予想できなくても上がる銘柄を事前に察知できれば株で資産形成ができます。

機関投資家のような人たちは有料情報などの特別なルートから情報を収集して、投資を実行しています。

しかし、私たち一般市民はそのような情報を手に入れることはなかなかできません。

特別な情報を入手できなくても、この点数化によってしっかりとした基準が作れるのかを長期に渡って検証していくつもりです。

50点満点で日本株の銘柄を一つ一つ得点化し、現時点で得点の高い銘柄が将来株価が上がることを証明できれば、これから資産形成をしたいと思っている投資初心者の方のお役に立てるでしょう。

ウォーレン・バフェットのような伝説の投資家も将来の株価を正確に予想することは困難です。

そのため投資はうまくいったり、損をしたりの繰り返しです。

しかし、間違ったところに投資をしなければ将来は確実に資産を増やせるものだと思っています。

将来富をもたらしてくれる優良企業を見つける参考にして頂ければ幸いです。

(注意)この点数化は私独自の評価基準であり、投資を推奨するものではありません。あくまでも投資は自己責任でお願いします。

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